おすすめ!美容室専用シャンプー・トリートメント 界面活性剤について
2013.12.07 Saturday
界面活性剤について
界面活性剤って何?
界面活性剤(かいめんかっせいざい)は、分子内に水になじみやすい部分(親水基)と、油になじみやすい部分(親油基・疎水基)を持つ物質の総称。
両親媒性分子と呼ばれることも多い。
ミセルやベシクル、ラメラ構造を形成することで、極性物質と非極性物質を均一に混合させる働きをする。
また、表面張力を弱める作用を持つ。
洗剤の主成分であり、有用な性質を多くもつため、工業的に大量に合成・使用されている。
サポニンやリン脂質、ペプチドなど、天然にも界面活性剤としてはたらく物質は数多く存在する
界面活性剤は洗剤用途に大量に使用されているほか、食品や化粧品の乳化剤・保湿剤としても重要な位置を占める。
界面活性剤は微妙に化学構造を変化させただけで大きく異なる特性となるため、非常に多くの種類のものが生産・使用されている。 その一方で、洗剤などを含む排水が水質を汚染させ公害の原因となることも指摘されている。
界面活性剤をわかりやすく
界面=表面混じり合わない水と油の間には界面が存在しています。
界面活性剤は、この界面に働いて界面の性質を変え、水と油を混じり合わせることができるのです。
犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩に同盟を結ばせた坂本龍馬みたいなもの?・・・(違うか・・・)
界面活性剤の性質を利用した主要製品
家庭用洗剤など洗濯用洗剤はまず、界面張力を低下させてその水溶液をすばやく布地に染みこませ、汚れ(有機物)をはがして水溶液中に分散させる。 最後に流水で流すと汚れが流される仕組みとなっている。台所用洗剤は、油を乳化させて流水中に押し流すものである。 シャンプーは髪の汚れを同様にして落とす。アニオン性のものを利用している。
化粧品化粧クリームは水・油分(美容成分)・乳化剤を主成分とするエマルションである。
乳化剤はこれらの成分を均一に混合し、適度な流動性を与える。
また、化粧クリームのはじめ固体で塗るときに滑らかに広がる作用は、分散状態で固体化しているものに圧力をかける(塗る)と、分散状態における粒子間の相互作用が断ち切られるため、流動性を帯びることによる。
ふたたび粒子が凝集して固体化するには時間がかかるので、すぐには固まらない。
さらに、皮膚への刺激性が低いこと、毒性がないこと、色や匂いがなく化学変化しにくいなどの特性を求められるため、それらを満たす界面活性剤として、非イオン性のアルキルポリオキシエチレンエーテルや脂肪酸グリセロールエステルなどが用いられる。
ヒト・環境に対する影響
基本的に市販されている界面活性剤は多量に飲み込んだりしない限り健康に対して特に問題はない。
しかし、目に入ったり、大量に摂取してしまった場合にはただちに医師の診察を受けるべきである(特に目の場合は失明のおそれがある)。
また、過度に皮膚の弱い人は使用を控えるか、手袋を着用することが推奨される。工業用など高濃度のものを扱うときにはより注意が必要である。
また、肌荒れなど皮膚に対する影響はあるが、(一般的な使用においては)深刻な毒性はないとされる。 ネット上でよく見かける情報は、あくまで合成洗剤と石鹸との比較であり、界面活性剤である以上、皮膚に対する影響は当然存在する。
肌に害がある(石鹸との比較)
油脂に対する洗浄効果が石鹸より高いため、特に食器用の洗剤の使用で手の油分が落ち、手荒れの原因になることから広まった誤解・誇張である。
石鹸にも水道水と化合し石鹸カス(脂肪酸カルシウム・脂肪酸ナトリウム)を発生させる・アルカリ性であるなど、肌荒れの原因になる問題を持っている。
よって両者には一長一短があり、肌に対する影響は個人差も大きい。
ただし台所用の合成液体洗剤は界面活性剤が40%〜50%と高濃度に設計してある製品がいくつかあり、台所では高濃度の状態で手に触れる機会が多いため、肌荒れしやすいという事実はあながち間違いともいえない。
肌から浸透し、健康を侵す
洗剤(シャンプーやボディーソープも含む)に使用されている合成界面活性剤の皮膚に対する浸透率は石鹸より高いものの、人体に影響するとは到底考えられない。
分類
・陰イオン系界面活性剤(アニオン性界面活性剤)
・陽イオン系界面活性剤(カチオン性界面活性剤)
・両性界面活性剤(双性界面活性剤)
・非イオン性界面活性剤(ノニオン性界面活性剤)
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